ひとり好きの旅と日常絵日記

50代後半、ひとり旅や美味しいお店、感じたことを綴っています。絵も描いてます🤗

川崎で浮世絵から江戸の風俗を学ぶ 2023/1/23

前回行った図書館で

偶然竹久夢二の絵を見て

久しぶりに和装の女性の

美しさを感じました✨

 

そこで見つけたチラシに

気になる和装の女性と題名が👀

 

地味めな着物にメガネをかけた

キリリとした女性で

題名が「真美人」✨👓👘

 

気になってこれを描いた画家

楊洲周延(ちかのぶ)🤔さんを

調べたら江戸時代から明治の

幕末の時代に活躍した

浮世絵師だと知り俄然興味が🤩

 

江戸時代は越後高田藩の

藩士の子息👦🏻

現在の新潟県上越市の出身の

武士の子だったのですね🤔

 

そこで個展をやっている川崎の

ギャラリーに行ってきました🤗

 

地図を見ると川崎駅すぐの場所に

位置していて駅近くに

ギャラリーなんてあったっけ?🙄

と遠い記憶を辿りつつ

川崎に着くと変貌ぶりにびっくり😲

 

しばらく行かなかった数年の間に

すっかり整備されて垢抜けて

キレイになっているではありませんか😵

 

以前の面影を残すビルが

ちらほらあるものの

全く別の街のようになっていました😮

 

横浜は行っても川崎は素通りしていた

私のような方は一度行かれると驚きます😅

 

以前は映画を観によく通っていたのですが

いやはや驚きながらおのぼりさん状態で

キョロキョロしてしまった👀😲👀😆

 

これはこれで楽しかったです👍

 

ギャラリーはJR川崎駅北口の

すぐ横にあるリバークという

駅前ビルの3階にありました。

 

小さいギャラリーを想像していたら

結構広くて展示数も多かった🤩

 

撮影禁止だったので

作品の写真は撮れませんでしたが

ギャラリーのサイトには

沢山絵が出てきますので

リンク先を貼っておきます。

 

個展期間は2/5(日)までで

入館料は500円

月曜日が休館日です☝️

 

ukiyo-e.gallery

 

浮世絵は役者や美人画、風景画などが

ありますが、やはりその時代の

風俗がよく分かってとても面白かった😊

 

お正月に羽子板を突いている絵の

着物の柄や髪飾りに松竹梅などの

縁起物があったり、

植木屋で枝垂れ梅の木に

福寿草を植えた鉢植えが売られていたり🧐

 

昔は縁起物としてお正月に

梅と福寿草を飾っていたそうです🤔

 

福寿草の絵

 

亀戸天神で梅見物の女性が

やはり縁起物の枝に刺した繭玉を

手に持って、着物の上に

レースのショールを羽織っていたり😀

 

雪の降る中を歩く女性の

着物の柄が雪の結晶だったり、

その奥には人力車が走っていたり👀

 

室内の様子にも調度品などから

その時代の風俗が垣間見えて

とても勉強になりました😀

 

ちなみに気になっていた

題名「真美人」は、

明治期に西洋文化が取り込まれて

着物や髪型が和装から

洋装に変わってきた時期の

様々な年代や立場の

女性の風俗を表現したものでした😊

このシリーズだけでも

見応えがあってとても面白いです😀

 

他に面白かったのが

江戸時代の大奥での

色々な行事の絵があったこと👀

 

今で言うイベントが書かれた

年中行事のリストなどもあって、

沢山書かれていて面白かった😄

 

巨大な鏡餅を大勢が御輿のように

いくつも行列を作って

担いで行った絵があって

何だろう?と説明を読むと

正月に諸大名から献上された

鏡餅でした😵

 

これをお汁粉にして

午後に行列の人達に振舞って

お女中さん達にも配られたようです。

 

今見ると当時の面白い一コマですが

諸大名は大変だったろうなぁ

などと思ったのでした🤔

 

絵と説明文で江戸時代の風習が

よく分かりました🤗

 

また上級の位の女性達は

特別な行事の時は

祝い用の着物に

宮中の女性のような髪型を

していたようでした。

 

雛飾り🎎のお雛様みたいな髪型で

「おすべらかし」と言うそうで

上流階級では結んだ髪を

下におろすのが正式だったようです。

 

更に明治に入ってから

男性は断髪にし、女性は

結うのが大変だった日本髪を

自分でも簡単にセットできる

髪型が奨励され、

普及して行ったようでした🧐

 

和装にも洋装にも合う

髪型が取り入れたれて、

ポニーテールを三つ編みして

電車の吊り革みたいな😅

輪っかにしたり、

後ろでお団子を作った

夜会巻きが流行したそうです😊

 

ちなみにこの日の帰りの電車で

スーツを着た中年の男性が

この夜会巻きをしていて

二度見してしまった😆

長髪なのでしょうか、

でも個性的でカッコ良かったです👍

 

それから明治期に廃刀令が出てから後

刀職人が彫金技術を磨いて

指輪などの宝飾品加工💍の

仕事を始めたらしいことも

初めて知りました🤔

 

しかし着物の絞り模様や

麻の葉の刺子模様、細かい絵柄などが

丹念に描かれていて素晴らしかった🥰

 

キモノの着こなしは柄 on 柄🌸🌿🌼☘️

 

微妙な色違いや大胆な組み合わせを楽しんだ

これが日本のおしゃれだったのですね🤗

 

ハートに見えた太陽🌅