ひとり好きの旅と日常絵日記

50代後半、ひとり旅や美味しいお店、感じたことを綴っています。絵も描いてます🤗

東京 多摩センターで埋蔵文化財に触れる 2023/1/14

先日築地へ行った際に見かけた切り石

 

汐留遺跡の切り石

 

汐留遺跡について調べていたら

多摩市に古代遺跡に関する施設があることを

知り、面白そうだなと思って行ってみました。

 

場所は京王線・小田急線の

多摩センター駅から歩いて5分。

地図を見たら改札(東口と中央口)を出て

線路沿いに歩くとすぐで

場所は確かに近いのですが、

京王線、小田急線の出口があちこちにあり、

ショッピングセンターもいくつかあって

橋で繋がっているので

どこから降りれば良いのか

場所が分かりづらい😅

 

またまた迷いながら道路に出て

少し歩くと、道路沿いには

案内標識が出ていて辿り着けました😀

 

埋蔵文化財センターTOP | 公益財団法人 東京都スポーツ文化事業団

 

ここの街は歩いていると

あちこちに仔猫のキャラが😸

 

キャラものマンホール蓋、多摩市はアイスランドのホストタウン!

 

帰り道に遊園地のような施設が

遠くに見えて、よく見ると

サンリオピューロランドでした👀

 

サンリオさんと自治体の協賛?

子供向けのマンホールを見つける

スタンプラリーもやっていて

自治体も頑張っているようでした✊

 

私が向かった古代遺跡施設

「東京都埋蔵文化財センター」の位置も

このピューロランドの並びにあります😁

 

 

ここは縄文時代から江戸時代までの

展示物と主に縄文時代の文化の

体験コーナーなどがありました。

 

多摩では縄文時代の住居跡や

獲物を獲るための落とし穴が見つかり

縄文時代の集落があったことが

分かったようです🧐

 

縄文時代の集落模型
倉庫や船着場もあったのですね

今から32,000年前の後期旧石器時代の遺跡で

ナウマンゾウやオオツノシカなどを

捕獲していたらしいのですが、

ナウマンゾウ?🦣

マンモス?ほぉえ〜😵と

調べるとやはり2m以上のゾウ😲

 

長野の野尻湖近くに博物館もありました😵

 

nojiriko-museum.com

 

野尻湖周辺でナウマンゾウの遺跡が多数

発掘されて博物館が出来たようですが、

ここ以外でも瀬戸内海🌊や千葉県印旛沼

北海道や神奈川の藤沢市、東京の日本橋浜町😲

でも遺跡が見つかったようでした。

古代の人は逞しい💪🏽

 

その後2万年前に気候が暖かくな里、

石器などを作り始めて

15,000年前の出土品から土器が見つかり、

これまで焼け石を使っていたものから

調理方法の進化が見られたようです😀

 

複雑な模様の土器
貝殻や紐を押し付けて模様を付けた

 

上の写真右、土器の上部の窪みは

棒を乗せたり出来そう🧐

下の写真は体験コーナーです😀

 

粘土に模様を付けるのですが、

結構力を入れないと模様が付かなかった😅

貝殻も端のヘリ部分を使って

楕円模様を描いたり、

すごく工夫して使っていたのが

やって見るとよく分かりました😀

 

更に大きな落とし穴を作って

竹を縦に埋め込んでおいて

落ちたシカやイノシシが逃げられないよう

工夫したりしていたようでした😵

 

石のすり鉢と固い石で

砕いた石の鋭い部分を使って

斧やナイフを作り、船を使って

魚も獲っていたようでした🤔

 

火を起こす道具と藁などの編み方😲

 

この火を起こす器具は

紐をクルクルっと巻いてから

横になった棒を上下にプッシュすると

面白い位に縦軸が回り、

巻かずに押してもビクともしない😆

 

今は分かっているから当然ですが

当時これを作り始めた人

今ならノーベル賞じゃない?と

動かしてみて大いに感心しました🤔

 

更に時代が進んで4,000年前位になると

祭り事に使ったと思われる器具が見つかり、

更に土器のデザインも高台や蓋が付いたり

黒曜石や翡翠も見つかってきたようです。

 

左:古墳時代の高台土器 右:磨いた石のアクセサリー

 

この黒曜石などは新潟や長野で採れるもので

つまりは多摩から長野や新潟まで

人が行き来していたことが分かる🤔

 

昔は武蔵野と相模野地域を

多摩丘陵という高い丘が隔てていて

一時期人の動きが丘を越えられず

ここで止まっていたそうですが、

やはりこの丘陵に足を踏み入れて

行く人もいたようです🤩

 

彼らは離れた場所のモノや情報をもたらし、

また別の場所へ伝える役割をしたことが

出土した黒曜石や翡翠から分かるのでした😃

 

そのルートは新潟の糸魚川から

諏訪湖を経由して、

関東各地へと至ったようです😲

 

すでに行商人のような役割が

始まったのだと思いました☺️

行商人は冒険者でもあったのですね😃

 

それにこのアクセサリー

持ってみると石なので当然重い😬

かなり重いものをおしゃれとして

身に付けていたのを考えると

皆かなりがっしり体型だったのでは?

と思ったのでした🤔

大型の動物を獲っていたのも納得🙄

 

 

 

施設の外には広い敷地に

縄文の村の復元があります😊

 

中も入れます。高さは2m位?
円形の住居 形も色々工夫して変えていったようです

この他湧き水の跡もあり、

小さな谷から水が出るところに

湧き水をためる水場も作って

利用していたようです😊

 

当時はどんなに日照りが続いても

枯れることは無かったそうです👍

 

防虫と防腐を兼ねて火焚きが日替わりで行われているようです

 

多分、学校の授業などで

見学会をしたりするのでしょうが、

古代の人に沢山のことを学べる場所で

楽しかったです🤗

 

縄文土器の絵