ひとり好きの旅と日常絵日記

50代後半、ひとり旅や美味しいお店、感じたことを綴っています。絵も描いてます🤗

調布市 仙川はスイーツだけじゃない(公園も)-2 2022/12/20

今回の仙川行きを決めた

 

 

 

もう一つの理由は

武者小路実篤邸があったことです。

 

氏が晩年の20年間を過ごした邸宅は

ご遺族が調布市に寄贈され、

現在は土日祝日のみ邸宅を開放、

そして原稿や書画、愛蔵の美術品などが

展示された記念館もあります。

 

また広いお庭も公園として開放されている

とのことでこちらも行くことにしたのです😊

 

武者小路実篤氏の本は

若い頃に結構読んだのですが、

一番最初は高校の時の友人が

「友情」を貸してくれて

読んだのがきっかけでした。

 

それまで文学作品はあまり読んでなく

読み終わって思ったのは、

よく昔の文学青年という言葉がありますが

彼らはこういう世界に浸っていたのか、と

思った記憶があります。

 

物語の面白さというより

登場人物達の心の動きを文章にすると

こういう表現になるのか、と

そういう部分の面白さを感じて

他の本も読み始めたものです😊

 

こう書いていて若い人も

昔の文学作品を読んでない人は

読んでみると良いな、と思いました。

普通の小説とはちょっと違う

心理描写を文章で読むと

自分なりの想像力が広がるような

気がしました😊

 

駅から商店街を抜けて

桐朋音大を通って

住宅街に向かうと実篤公園があります。

 

12でしたが紅葉がキレイでした😊

これって個人宅のお庭ですよね…。

とは思えない程広々としていて

大きな池が二つに竹林の散策路もあり

シダの葉が生い茂り😲

 

右は小さな洞窟に「ヒカリモ」が

 

小さいハイキングコースのような

しつらえでびっくりしました。

右の写真の「ヒカリモ」は写ってませんが😅

太陽の光などの反射で黄金色に輝く藻だそうで

珍しい植物だそうです。

5〜10月が見頃のようです😊

 

右側が邸宅の正面玄関
テラスのガラス越しの邸宅内
石の階段に自然に落ちた落ち葉たち

記念館を楽しみにしていたのですが

現在外壁工事中で来年の3月まで休館でした😭

 

書画もダイナミックで楽しげな絵が

とてもすてきな武者小路氏ですが、

晩年を書画や執筆をしながら

この広いお庭で散策をして過ごした

このお宅は、彼の夢が実現した場所

だったそうです😊

 

水のある庭、つくしがはえていること、

古い土器が出ることだったそうで

池があり、つくしを毎年採って食べ

土器は何と縄文の土器の破片が見つかった

と案内文の氏の文章にありました。

 

記念館は見られなかったけれど

武者小路実篤氏らしい素敵な夢の

邸宅と庭を見る機会が出来て良かった😊

 

帰りに寄ったカフェの壁のライトが鏡に写ってシャンデリアに見えた👀

 

感動した和菓子から

こんな素敵なお庭に繋がって

心豊かな時間を過ごせたのでした😊

 

ここまでお読みいただき、

ありがとうございました😀

 

フルーツタルトと紅茶の絵