今回の仙川行きを決めた
もう一つの理由は
武者小路実篤邸があったことです。
氏が晩年の20年間を過ごした邸宅は
ご遺族が調布市に寄贈され、
現在は土日祝日のみ邸宅を開放、
そして原稿や書画、愛蔵の美術品などが
展示された記念館もあります。
また広いお庭も公園として開放されている
とのことでこちらも行くことにしたのです😊
武者小路実篤氏の本は
若い頃に結構読んだのですが、
一番最初は高校の時の友人が
「友情」を貸してくれて
読んだのがきっかけでした。
それまで文学作品はあまり読んでなく
読み終わって思ったのは、
よく昔の文学青年という言葉がありますが
彼らはこういう世界に浸っていたのか、と
思った記憶があります。
物語の面白さというより
登場人物達の心の動きを文章にすると
こういう表現になるのか、と
そういう部分の面白さを感じて
他の本も読み始めたものです😊
こう書いていて若い人も
昔の文学作品を読んでない人は
読んでみると良いな、と思いました。
普通の小説とはちょっと違う
心理描写を文章で読むと
自分なりの想像力が広がるような
気がしました😊
駅から商店街を抜けて
桐朋音大を通って
住宅街に向かうと実篤公園があります。


これって個人宅のお庭ですよね…。
とは思えない程広々としていて
大きな池が二つに竹林の散策路もあり
シダの葉が生い茂り😲


小さいハイキングコースのような
しつらえでびっくりしました。
右の写真の「ヒカリモ」は写ってませんが😅
太陽の光などの反射で黄金色に輝く藻だそうで
珍しい植物だそうです。
5〜10月が見頃のようです😊








記念館を楽しみにしていたのですが
現在外壁工事中で来年の3月まで休館でした😭
書画もダイナミックで楽しげな絵が
とてもすてきな武者小路氏ですが、
晩年を書画や執筆をしながら
この広いお庭で散策をして過ごした
このお宅は、彼の夢が実現した場所
だったそうです😊
水のある庭、つくしがはえていること、
古い土器が出ることだったそうで
池があり、つくしを毎年採って食べ
土器は何と縄文の土器の破片が見つかった
と案内文の氏の文章にありました。
記念館は見られなかったけれど
武者小路実篤氏らしい素敵な夢の
邸宅と庭を見る機会が出来て良かった😊
感動した和菓子から
こんな素敵なお庭に繋がって
心豊かな時間を過ごせたのでした😊
ここまでお読みいただき、
ありがとうございました😀